ドゴン族はマリの先住民族で、高さ500mの断崖周辺に居住しています。「住居」「仮面」「ダンス」「彫刻」「漁」「神話」など多くの見どころがあります。当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からごらんください。こちらのページは「ドゴン族②村のつくりと建物」になります(^^)
「ドゴン族②村のつくりと建物」徹底ガイド:目次
ドゴン族のエリアは現在「退避勧告」が出ています。渡航しないでください。
なんと可愛らしい建物でしょうか…色合いや質感含めて「たけのこの里(お菓子)」みたいですね(*´ω`*) 上から見るとこうなっています。(村はたくさんあるので一例です)
四角い箱と「たけのこの里」がランダムに並んでいます…囲碁の盤面のようというか…なんと不思議な景観でしょうか(,,゚Д゚) これらの建物は日干しレンガで造られていて、四角の建物が住居、わらぶき屋根の「たけのこの里」が倉庫なんです。
倉庫は食料用と衣類用があって、食料用を男性が、衣類用を女性が管理するのが基本だそうです。ちなみに、マリは女性の服装が非常に華やかで、バマコなどでは観光客でも職人さんにオリジナルの一着を作ってもらえます(^^)
家にはハンターの獲った動物がかけられていたり、魔除けとしてサルなどの頭蓋骨が壁に埋め込まれていたりします。これが真のエスニックということですね( ̄▽ ̄;)
ドゴン族は神話をベースにした「父系社会」であり、1つの村は共通の祖先を持つ「大家族」「親戚の集まり」といった感じです。神話によれば「アンマ」という創造主が4組8人の夫婦を生み出し、彼らが8種類の作物を持って地上に降りたそうです。こちらの動画は短いアニメになっているので興味のある方はご覧ください(英語)。
■ドゴン族の神話
4組の夫婦は現在の4部族につながっていて、それぞれ対応する「元素」と「方角」を持ちます。東洋で言う「玄武:北」「青龍:東」「朱雀:南」「白虎:西」みたいな感じですね(^^)
・東:オノ族(水)
・西:ディオン族(大気)
・南:ドムノ族(火)
・北:アルー族(土)
各部族は「ホゴン」と呼ばれる長老がいて、それぞれ4組の始祖夫婦から父系で血統がつむがれています。
■ホゴン
photo by:Senani P
この神話はドゴン族の全てに関係しているといっても過言ではなく、村の建物も神話をもとにした「人が地面に横になった形」で配置されていますΣ(゚∀゚ノ)ノ その基準となるのがこちらの「トグナ」という建物です。
押しつぶされそうですねΣ(・∀・;) 大きさはどれくらいかというと、赤で囲んだ部分に人が座っています。これは集会所で、上記の「横たわった人」の「頭」に配置されます。自然と「村の端っこ」になるため、絶景が広がっている場合が多いです。
土台となる柱は8本で、これも始祖夫婦を示しています。内部は非常に低くて立つことは出来ません。これは集会がヒートアップしたときに立ち上がって争い事が起きないようにという工夫なんです。アナログですが効果的ですよね(^^)
マリは「ジェンネのグランドモスク」など「泥のモスク」が多く建てられていることで有名ですが、ドゴン族も少なからずイスラムの影響を受けていて、トグナの近くにモスクが建てられていることもあります。デザインは村によって様々です。
また、たくさんの彫刻も見逃せません。建物の壁、玄関、柱などには神話ベースの様々な彫刻があり、それぞれ魔除けなどの意味があります(,,゚Д゚)
その他、人物や動物の像もたくさん作られています。宇宙人のような独特な見た目をしていて、ドゴン族の神秘性が高まっていると思います(,,゚Д゚)
以上になります(^^) 続きまして下記から他のページをご覧ください。
■アルベロベッロ(イタリア) |
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とんがり屋根の「トゥルッリ」という伝統住居が並ぶメルヘンチックな町です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■カンドヴァン(イラン) |
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カッパドキアを小さくしたような奇岩群で、その中には住居が造られ今も人々が暮らしています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■サルアガセイエッド(イラン) |
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photo by:Pantea Nikzad |
「屋根の上を歩ける村」で、次にご紹介するマスレと似ていますが、それよりさらに秘境という感じです。詳細は下記からご覧ください。 |
■マスレ(イラン) |
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「屋根の上を歩ける町」として有名で、イランでは国内有数の観光地として知られています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■トンコナン(インドネシア) |
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スウェラシ島のトラジャ族の地域で見られる、船の形をした独特な住居のことです。詳細は下記からご覧ください。 | |
■エチオピアの少数民族の伝統住宅 |
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エチオピア南部の「オモ川流域」には、たくさんの個性的な少数民族が暮らしていて、日干しレンガや草などを利用した住居が建てられています。下記からご覧ください。 | |
■二崁聚落(台湾) |
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澎湖諸島にある集落で「アーカン」と言います。サンゴや貝殻が建築材として使われていて独特の雰囲気を醸し出しています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■福建土楼(中国) |
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福建省にある巨大な集合住宅で、一族の数十世帯・数百人が共同で暮らしています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■チュニジアの伝統的倉庫 |
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こちらは住居ではないのですが、チュニジア独特の伝統的な建物で、一般的には倉庫として使われてきました。その特異な見た目からスターウォーズのロケ地として世界的に有名です。詳細は下記からご覧ください。 | |
■カッパドキア(トルコ) |
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トルコの世界的な奇岩地帯で、ギョレメの町などではキノコ岩がそのまま住居などに利用されています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■チチカカ湖のトトラの家(ペルー) |
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ペルーとプーノにまたがるチチカカ湖では、先住民族がトトラという浮き草を使って、なんと島をつくり家を建てています。詳細は下記からご覧ください。 | |
■サンタナ村(ポルトガル) |
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マディラ島にある村で、独特の茅葺(かやぶき)屋根が特徴です。詳細は下記からご覧ください。 |
世界の面白いデザインの建物については「世界の変わった外観の建物総特集」を、世界の様々な街や村については「世界のすごい街や村総特集」をご覧ください(^^)
航空便例 | ・日本-イスタンブール(約12時間)
・イスタンブール-バマコ(約7時間) |
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ベストシーズン | 10月~4月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 マリ |
ガイドブック | アフリカのガイドブック |
ビザ | ビザ取得が必要 |
パスポート残存期間 | 帰国時まで有効なもの |
時差 | -9時間(サマータイム無し) |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるフランス語
(公用語) |
①おはよう。
Bonjour.(ボンジュール)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 220V |
通貨 | 西アフリカCFAフラン(通貨コード:XOF、記号:F)で、補助通貨は「サンチーム(c)」。1CFAフラン=100サンチーム。
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日本大使館 | ・HP |
マリの絶景一覧 |
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