イースター島は太平洋上に浮かぶ絶海の孤島で、巨大な石像「モアイ」があまりにも有名です。一口にモアイといっても島の色々な場所に立っていますし、モアイ以外の見どころも多いです。
当サイトでは3ページに渡って特集しておりますので下記からご覧ください。こちらのページは「イースター島②モアイ」になります(^^)
「イースター島②モアイ」徹底ガイド:目次
1・モアイの歴史
2・モアイの運搬方法
3・代表的な4か所のモアイ
3-1:アフ・タハイ&アフ・コテリク
3-2:アフ・トンガリキ
3-3:アフ・ナウナウ
3-4:アフ・アキヴィ
4・水中モアイ
5・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
イースター島は、先住民の言葉では「広い大地」を意味する「ラパ・ヌイ」と呼ばれます。スペイン語では「イスラ・デ・パスクア( Isla de Pascua)」、英語では「イースター・アイランド(Easter Island)」と呼ばれていて「パスクア」も「イースター」も「復活祭」を意味します。
最も近い有人島まで直線距離で2000km離れていて、飛行機もボートも無い時代に、どうやって人々が島にたどり着いたのか。そして、なぜこのような巨石文明が発達したのか。未だに多くの謎が残されています(,,゚Д゚)
解明されていない要因として、島固有の文字「ロンゴロンゴ」についての情報が少なすぎることが挙げられます。ですので、ここではモアイについての定説をご紹介する形になります。
イースター島に最初の移民がたどり着いたのは、なんと4~5世紀にかけてだそうです。7~8世紀になると、石の祭壇である「アフ」が造られるようになり、10世紀頃にはモアイが造られるようになりました。
モアイは、その形態によって第1期~第4期まで分かれています。第1期のモアイは下半身も造られていて人に近い形になっています。第2期のモアイは、下半身がなく細長い手を腹の前で組んでいます。第3期のモアイは、頭にプカオと呼ばれる帽子のような飾りが乗せてあります。
そして「モアイ」といった時に一般的に想像するものが第4期のモアイです。全体的に長い顔で鼻も長く、顎は尖っていて耳が伸びています。
このほか、1つだけですが正座しているモアイも確認されています。
平均的なモアイは高さ3.5m、重さ20トンほどですが、最大級のものは高さ20m、重さ90トンに達しますΣ(゚∀゚ノ)ノ そして長い年月の間に造られたモアイは約900体に及びます。しかし、現在では約30体が修復によって立っているだけで、残りは全て倒されています。その要因となったのが「モアイ倒し戦争」です。
18世紀頃、人口爆発によって島の人口が1~2万人にまで増えました。またモアイの運搬のために森林が伐採されるなど環境破壊も進みました。その結果、深刻な食糧不足が起こり部族間の争いが頻発します。
モアイは目に霊力があると信じられていたため、相手の部族を攻撃する際にモアイを倒して目を破壊していきました。その後、1840年までに全てのモアイが倒されてしまったそうです。
しかし、20世紀に入り考古学者らによって少しずつ復元・修復されていきました。そして、1992年には日本の香川県の会社がクレーンなどを輸送し、現在のイースター島で最大規模を誇るモアイ群「アフ・トンガリキ」を復元しました。
その後、クレーンはイースター島に寄贈され、現在立っている他のモアイたちも修復されていきました。日本には数多くのモアイのレプリカが立っていますが、そんな関係性があったんです(^^)
モアイの運搬方法は識者によって様々な説が唱えられてきました。現在の定説は5つ目であり、実際に試されて成功しています。上の動画の01:05から5つの方法が紹介されているので興味のある方はご覧ください。アフ・タハイの近くにある博物館には、モアイ建造についての様々な解説やイラストが展示されています。
そして2015年には、さらに驚くべき新発見がありました。モアイは地中に体部分が埋まっていたんですΣ(゚∀゚ノ)ノ
これは意図的に埋められたというよりは、長い年月の間に埋まってしまったそうです。裏側がこちら。
埋まっていた部分には細かな装飾が施されているのが分かります(,,゚Д゚) ちなみに、手塚治虫氏の名作「三つ目がとおる」にはイースター島が舞台の話があり、そこでは「三つ目族」の血を引く主人公の写楽保介が、念動力でモアイを動かすというシーンがあります。
出典:「三つ目がとおる」©TEZUKA PRODUCTIONS
・赤:アフ・タハイ/アフ・コテリク
・青:アフ・アキヴィ
・緑:アフ・トンガリキ
・紫:アフ・ナウナウ
モアイは島の至るところに点在していますが、一般的には4ヶ所のモアイをめぐります。
ハンガロア村の中心部から徒歩でわずか5分。旅行客が一番最初に出会う本格的なモアイ遺跡です。左の5体が「アフ・タハイ」で、右のプカオをかぶっているのが「アフ・コテリク」です。真ん中にも「アフ・バイ・ウリ」というモアイが立っています。画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
アフ・コテリクは島で唯一の「目がはめられたモアイ」で、とりわけ異様な雰囲気をまとっています。プカオもかぶっているので装飾として豪華な感じがします。アフ・バイ・ウリのようなモアイは島のいたるところにありますが、ここはアフ・タハイとアフ・コテリクの中間に立っているので、全体がとてもフォトジェニックになっています。
「アフ」とは「祭壇」のことで、モアイの台座部分を指します。本来はアフが神聖な場所であり、その上に守り神の意味でモアイが立てられていきました。ここは夕日が沈む場所なので、夕暮れにはたくさんの人が訪れます。
島の東部に位置する最大のモアイ遺跡です。アフの幅は約100mにもなり、その上に15体のモアイが立っています。元々は島の最大集落があった場所と言われています。モアイの大きさは最大で約9m。小さいものでも5mはあり、それが15体並ぶ姿は壮観の一言です。モアイの後ろから見事な朝日が昇るため朝方に観光客で賑わいます。
島の北部に位置し、白砂のビーチとヤシの木が美しいアナケナビーチに立っています。砂にうもれていたモアイを修復したため風化しておらず、背中のレリーフも保存状態が良いです。アナケナビーチは観光客だけでなく村の人も訪れるため、露天やトイレなどが整備されています。夏であれば泳げるので水着を着ていってください。。ヘ(。`・з・)_。。
現在復元されているモアイ遺跡の中で、唯一海を見て立っているモアイです。モアイはほとんど海沿いに立てられているのですが、このモアイは内陸に立っているのも特徴です。また、他のアフの周辺には集落の跡が見られるのですが、ここにはその痕跡がありません。
モアイの見つめる方角には、イースター島初の王である「ホツマツア王」が住んでいたといわれるマルケサス諸島のヒバオア島があり、アフ・アキビは王が7人の従者たちを祀ったものと伝承されています。さらに、モアイは単に海を眺めているだけではなく、春分・秋分には、太陽の沈む地点を見つめているという説もあります(,,゚Д゚)
モアイは水中にもおります。1つは観光用に。1つは撮影用に沈められました。前者の深度は24m。後者は40mになります。水中モアイは海底遺跡のような雰囲気も出ていて陸上のものとは違った趣があります。ダイバーさんはぜひ潜って記念写真を撮ってください。
世界には他にも魅力的な遺跡がたくさんあります。興味のある方は「世界のすごい遺跡総特集」をご覧ください。当サイトで取り上げている場所の中から特にすごい91ヶ所を7つのエリアに分けてご紹介しています。
以上になります(^^) 続きまして下記から他のページをご覧ください。
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | ・日本-パペ―テ(約11時間)
・パペーテ-ラパヌイ(約5時間) |
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ベストシーズン | 11月~4月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 チリ |
ガイドブック | チリのガイドブック |
ビザ | 90日以内の観光は不要 |
パスポート残存期間 | 滞在日数以上 |
時差 | 夏:-12時間/冬:-13時間 |
チップ | ・タクシー:不要
・レストラン:10%程度 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスペイン語 | ①おはよう。
Buenos días.(ブエノス ディアス)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 220V |
通貨 | チリ・ペソ(通貨コード:CLP、記号:$)。補助通貨は「センターボ(¢)」ですが使われていません。1ペソ=100センタボス。
|
日本大使館 | ・HP |
チリの絶景一覧 |
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