ベオグラードは、セルビア共和国の首都であり最大の都市です。「文明の十字路」と呼ばれ、古くから東西の交易路になってきました。こちらのページではカレメグダン公園以外の見どころをご紹介します。アクセスとカレメグダン公園については「ベオグラード①」をご覧ください(^^)
「ベオグラード②観光の見どころ」徹底ガイド:目次
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
ベオグラードには多くの見どころがありますが、ここは外せないという5ヶ所を厳選しました。こちらのページでは赤のアイコンについてご紹介します。アイコンをクリックすると名前と写真が表示されます。
ベオグラードのシンボル的な教会で、1935年に造られました。東方教会(中東・ギリシャ・東ヨーロッパなどのキリスト教会)の中では最大級で、バルカン半島では最大です。
・高さ:78m
・長さ:91m
・幅:81m
戦争などの影響で長らく完成が遅れていましたが、2021年にはほとんど完成しています。現代の建築技術がふんだんに使われていて、ドームは油圧ポンプを使って上に上げられましたΣ(゚∀゚ノ)ノ
photo by:Pavle Cikovac
内部は世界に数ある大聖堂の中でもトップクラスに見ごたえがあるものになっています。画面をグルっと回して周囲を見てみてください。
圧巻ですね(,,゚Д゚) 収容人数は約1万人で、聖歌隊だけで800人の席があります。中央のシャンデリアは直径約21mで、重さは約7トンです。デザインやコンセプトはトルコの「アヤソフィア・ジャーミー」をモデルにしていて、2つを比べると本当にアヤソフィヤが新しく建て直されたという感じです。
■アヤソフィア・ジャーミー
アクセスは、トラムだと「9、10、14番」。バスだと「31、33、42、47、48、59番」。徒歩だとベオグラード中央駅から約25分です。夜には美しくライトアップされます。ベオグラードの治安は良いので、安全に注意して行ってみてください(^^)
【聖サワ大聖堂】
・営業時間:8時~21時
・入場料:無料
世界のすごい教会については「世界のすごい教会・修道院総特集②」をご覧ください。
セルビアといえば1998年から1999年に起きた「コソボ紛争」が記憶に新しいです。(セルビアの複雑な歴史については「ユーバ川:徹底ガイド」をご覧ください。)
当時、セルビア南部に位置する「コソボ」がセルビアからの独立を求めていました。NATO軍(西側諸国で形成)はコソボ側に加担し、1999年3月24日~6月11日までセルビアを空爆しました。
■空爆を受けるノヴィ・サドの街
photo by:Darko Dozet
ベオグラードも大きな被害を受けましたが、この20年でほとんど復興されていて、現在の街並みは美しいです。そんな中、このビルだけが当時のまま残されて、戦争の悲惨さを今に伝えています。
このビルは当時「ユーゴスラビア国防省」の建物でした。9.11の同時多発テロでもペンタゴンが狙われていますが、そういう場所は有事の際には本当に危険なんですね。実は現在も、破損していない部分を「セルビア国防省」が使っています。
グーグルマップでは正確に表示されないのですが、地図の場所で大丈夫です。「ネマニヤ通り(Nemanjina)」と「ミロシュ公通り(Kneza Miloša)」の交差点の近くにあります。
天才発明家ニコラ・テスラの生涯や研究について展示されています。日本ではテレビ東京の「やりすぎ都市伝説」で関暁夫さんが取り上げ有名になりました(^^)
出典:「やりすぎ都市伝説」
あのエジソンの元で働くも1年で独立し、現代のテレビやインターネットにつながる「電気」や「無線通信」の技術を飛躍的に発展させました。ちなみにイケメンです( ̄▽ ̄)
1999年には「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」にも選ばれていて、テスラが残した資料はユネスコの記憶遺産にも登録されていますΣ(゚∀゚ノ)ノ
■1899年頃の実験風景
こういった技術に詳しい人はもちろんのこと、普通の人でも楽しめる内容になっています。日本で言えば、米村でんじろう先生の実験を見るような感じですね(^^)
【ニコラ・テスラ博物館】
・営業時間:10時~20時
・料金:500ディナール
・月曜休み
・公式HP
世界のすごい博物館については「世界の博物館&美術館総特集」をご覧ください。
ここはベオグラード市内中心部から少し離れていて、サヴァ川を挟んだ対岸の「ゼムン地区」にあります。名前が「シビニャニン・ヤンカの塔」「ミレニアムタワー」など複数ありますΣ(・∀・;) 元々はオーストリア・ハンガリー帝国の領地だった場所なので、ベオグラードとは少し雰囲気が違うのが見て取れます。
これは一体何なのかというと「ハンガリー人のドナウ川定住1000周年を記念する塔」なんです。なんかスゴいスケールの話ですよね(^^;) 1896年に建てられました。
高台に造られているので周囲を一望できます。上のストリートビューがベオグラード市内中心部向きで、下が反対向きです。
【ガルドシュ塔】
・営業日:金~日
・営業時間:公式フェイスブックをご覧ください
・アクセス:15番、18番の路線バスなど
以上になります。20世紀の戦争を耐え抜いたベオグラード。ぜひ行ってみてください(^^) アクセスとカレメグダン公園については「ベオグラード①」をご覧ください。
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | ・日本-イスタンブール(約12時間)
・イスタンブール-ベオグラード(約1時間半) |
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ベストシーズン | 5月~9月 |
外務省 | 海外安全情報 セルビア |
ガイドブック | セルビアのガイドブック |
ビザ | 90日以内の滞在は不要 |
パスポート残存期間 | ・出国時90日以上
・未使用ページが1ページ必要 |
時差 | 夏:-7時間/冬:-8時間 |
チップ | 基本的には不要 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるセルビア語 | ①おはよう。
Dobro jutro.(ドブロ ユートロ)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。 |
電圧とプラグ | 230V |
通貨 | ディナール(通貨コード:RSD)で補助通貨はパラ(Para)。1ディナール=100パラ。
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日本大使館 | ・HP |
セルビアの見どころ一覧 |
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