ナスカの地上絵は、南米西岸の乾燥地帯に描かれた地上絵の中で最も有名なもので、700以上の地上絵が発見されています。ペルーの代表的な観光地なので多くの旅行者で賑わっています。こちらのページでは、アクセスや町の見どころをご紹介します。地上絵については「ナスカ②」をご覧ください(^^)
「ナスカ①アクセスと町の見どころ」徹底ガイド:目次
1・拠点の町・最寄り空港・宿泊・通貨
2・各地からナスカへのアクセス
3・ナスカの町の見どころ
3-1:マリア・ライヘ博物館
3-2:マリア・ライヘ・プラネタリウム
3-3:パレドネス遺跡
3-4:アントニーニ博物館
4・地上絵の概要
5・観光の基本情報
グーグルマップを多用しているので通信環境の良い状態でご覧ください。マップの画面が黒くなっていたり、前後の文脈と合ってないなと感じたときは、ページを更新してみてくださいm(_ _)m
拠点の街はナスカ。紀元前から800年頃までナスカ文化が栄えた土地で、世界に名だたる地上絵が残されています。世界的な観光地なので町にはツアー会社や宿がたくさんあります。人口は約3万人。
最寄りの空港はリマの「ホルヘ・チャベス国際空港」(LIM)。国内外合わせて約60都市に就航しています。最新の就航路線はこちら。格安航空券はこちらです。空港から市内への移動などは「イカとワカチナ:徹底ガイド」をご覧ください。
宿はこちら。(地図に値段が表示されてない場合、拡大縮小してみてください)
通貨はソル(通貨コード:PEN、記号:S/)で、補助通貨は「センティモ(¢)」。1ソル=100センティモで、本日のレートはこちら。
・複数の会社が1日数便運行
・ピスコ、イカを経由する
・所要時間:約7時間
・料金:30~100ソル
■クスコから
・所要時間:約14時間
・料金:65~150ソル
■アレキパから
・所要時間:約時間半
・料金:40~130ソル
ナスカの町の見どころ
photo by:Unukorno
ナスカの地上絵の研究で世界的に有名なマリア・ライヘさんの研究所です。彼女の膨大な研究資料や、出土したミイラを見ることができます。入場料は5ソル。町からは30kmほど離れているため、タクシーをチャーターするかツアーに参加してアクセスします。
マリア・ライヘさんが研究を始めた当初は、周辺の人も地上絵の存在を知りませんでした。彼女が研究のため「何もない大地」をほうきで掃く様を見た人たちは、彼女を「頭のおかしいオバサン」だと思ったそうです。
マリア・ライへさんの名前が冠されたプラネタリウムで、ナスカの地上絵について1時間ほど上映されます。上記の博物館ではなく「ナスカ・ラインズ・ホテル(Nazca Lines Hotel)」という宿の中にあります。開演は19時。説明は英語です。
町からタクシーで約10分の場所にあるインカ遺跡で、螺旋形の美しい水路が残っています。これらの水路は今でも周辺の農業の灌漑設備として使われていますΣ(゚∀゚ノ)ノ 画面をグルッと回して周囲を見てみてください。
アルマス広場から徒歩15分に位置し、ナスカでの出土品などが展示してあります。
ナスカの地上絵は紀元前200年~紀元後800年頃に描かれたとされています。形は動植物や幾何学模様など様々。大きさは数十mから数十kmにまで及び、その数はなんと700を超えますΣ(゚∀゚ノ)ノ
アメリカ人考古学者のポール・コソック博士が1939年6月22日に発見し、その後、上記のマリア・ライヘさんが生涯をかけて研究を進め、1994年には世界文化遺産に登録されました。
気になるのは描画方法ですよね。ナスカは「パンパ・コロラダ」「パンパ・インヘニオ」と呼ばれる細長い盆地の中にあります。世界屈指の乾燥地帯で、大地は太陽の熱で赤茶色に酸化しています。地上絵は、この表面の土を深さ20cmほど取り除き、酸化していない地層を露出させることで描かれています(,,゚Д゚)
巨大な地上絵を正確に描く方法としては「拡大法」が最有力と考えられています。
まず、ある程度の大きさの絵を地上に描き中心点を取ります。そこを起点に放射状に絵を拡大していくわけです。これは日本でも再現実験がなされており、数学や天文学などの深い知識が無くても地上絵は描けることが証明されています。ある小学校で、妖怪ウォッチのジバニャンの地上絵が製作されたこともありますΣ(゚∀゚ノ)ノ
地上絵は、空からでないと何がなんだか分からないため現代になってようやく発見されました。未だ数多くの地上絵が眠っていて、続々と大量の地上絵が発見されています。日本も大きく貢献していて、山形大学の坂井教授のグループが、2011年に2つ、2013年にも2つ、2015年には24もの新たな地上絵を発見しています。
地上絵が描かれた目的については「天体観測説」「雨乞い説」「宇宙船の発着場説」「宇宙人による落書き説」など様々な説がありますが未だに結論は出ていないようです。現在、地球温暖化による異常気象で、この地域にも雨が降り出し消失の懸念があるそうなので、見たい人は早めに行くのがオススメです。
以上になります(^^) 続きまして「ナスカ②様々な地上絵」をご覧ください。
日本語で予約出来る現地ツアーもあります。詳細はこちらからご覧ください。
航空便例 | ・日本-ロサンゼルス(約10時間)
・ロサンゼルス-リマ(約8時間半) |
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ベストシーズン | 4月~11月(乾季) |
外務省 | 海外安全情報 ペルー |
ガイドブック | ペルーのガイドブック |
ビザ | 183日以内の観光は不要 |
パスポート残存期間 | 6ヶ月以上 |
時差 | -14時間(サマータイム無し) |
チップ | ・レストラン:5~10%
・ホテルで荷物を運んでもらう:2ソル程度 |
日本への電話 | 00(国際識別番号)と81(日本の国番号)をつけて、市外局番(東京:03など)や携帯電話の090などの最初の0を取る。
例)03-9999-9999へかける場合 |
現地で使えるスペイン語 | ①おはよう。
Buenos días.(ブエノス ディアス)
②こんにちは。
③こんばんは。
④ありがとう。
⑤さようなら。
⑥はい・いいえ。
⑦~へ行きたい。
⑧これがほしいです。
⑨これはいくらですか?
⑩値下げしてくれませんか? |
電圧とプラグ | 220V
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通貨 | ソル(通貨コード:PEN、記号:S/)で、補助通貨は「センティモ(¢)」。1ソル=100センティモ。
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日本大使館 | ・HP |
ペルーの絶景一覧 |
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